中国ドキュメンタリー映画の起源――映画を土地に返す

自由芸術大学でも講師をしていただいた池上善彦さんと丸川哲史さんが関わる、明治大学の公開講座が2月2日(土)に行われます。郭浄監督の『カワガルボ伝奇』も上映されます。

今回の講師で中国ドキュメンタリーに精通する佐藤賢さんの『中国ドキュメンタリー映画論』出版記念も兼ねたこの講座は、学外の方も事前に電話すれば受講可能とのことです。中国の今を知る、またとない機会ですので、ぜひご参加ください。


日 時:2月2日14時30分~ 
場 所:明治大学和泉キャンパス 第三校舎26番教室
連絡先:明治大学大学院教養デザイン研究科
TEL:03-5300-1529

映画作品
『カワガルボ伝奇』(※連作映像の一部〔60分〕/2005年/郭浄:1955年雲南省昆明生まれ。雲南省社会科学院研究員。民族学者。雲之南記録映像展元ディレクター。)

内容
チベット族が聖山と敬うカワガルボ(梅里雪山)。その周りに生きるチベット族の人々と暮らしを愛してやまない監督が、あえて民族学者の立場を離れて連作した映像作品。チベット族の人々の何気ない日常の豊かさが映し出される。

講師1:佐藤賢
明海大学外国語学部専任講師。中国文学、映画研究。
著作:『中国ドキュメンタリー映画論』(平凡社、2019年1月予定)
著作内容→1990年前後に始まった中国における独立ドキュメンタリー映画の歴史を辿るとともに、その「独立」の意味を考える一冊。

講師2:池上善彦
元『現代思想』(青土社)編集長、現在「東アジア現代思想計画(MAT)」の理事を務める。

コーディネーター:丸川哲史
明治大学政治経済学部/教養デザイン研究科