柳瀬正夢『無産階級の画家 ゲオルゲ・グロッス』を読む

4月の自由読書会は、柳瀬正夢『無産階級の画家 ゲオルゲ・グロッス』を読みます。

世界は、かれ自らの、内在的矛盾のために七転八倒身もだえている
資本主義の嘔吐
げおるげ・ぐろっす!

画家・漫画家の柳瀬正夢は、自身も参加していた日本の前衛芸術グループMAVO(マヴォ)の村山知義がベルリンで手に入れたゲオルゲ・グロッスの画集を目にし、その強烈な諷刺表現に魅せられ影響を受けました。正夢はグロッスの研究を通して「私はグロッス個人を借りてきて、我々の陣営内に肉迫してくる又は潜入している、数知れない敵の小市民的要素をねらいうち、警戒しひねりつぶしてしまいたい」と本書を出版しました。三部構成の予定でしたが、第二部を出すことなく、東京大空襲によって非業の死を遂げました。プロレタリア運動に身を投じた画家/漫画家の表現に対する思いを読み取ることが出来ればと思います。

予定はスケジュールをご確認ください。
第1第3(第5)水曜日 19:30~21:00
場所:素人の乱12号店|自由芸術大学
杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F奥

資料の準備がありますので、参加される方は下のフォームよりお申し込みください。

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