カテゴリー: Art History

知られざる共同体──ゴッホと画家組合

2018年最初のFAUレクチャーは、新宿1丁目IRREGULAR RHYTHM ASYLUMで、ゴッホの愛と死をめぐって、ジャン・リュック・ナンシー『無為の共同体』、モーリス・ブランショ『明かしえぬ共同体』、ジョルジョ・アガンベン『到来する共同体』を横断しつつ、共同体の可能性を探ります。

池田龍雄さんと宮田徹也さんを囲んで

9月10日(日)『リアリズムの前衛/美術の証言』の終了後に、講師の池田龍雄さんと宮田徹也さんを囲んでの会食を行うことになりました。カンパ制の立食で行いますので、お時間の許す方はぜひご参加ください。
◎会食の時間は午後6時半頃から午後8時頃までです。

ロシア革命100年:ソ連のアンダーグラウンド・アート

1932年に開かれた共産党大会での芸術の統制・管理を行う決議による、社会主義リアリズムの公式化/制度化から、1980年代後半、ペレストロイカによる民主化が始まるまでの苦難の時代に、ソ連の現代芸術家がどのように制作/発表し、ロシア現代美術がどのように発展してきたのかを、代表的な4人のアーティストの作品と活動を中心にレクチャーします。

日 時:2017年10月15日(日)19:00~21:30
場 所:素人の乱12号店|自由芸術大学
講 師:ナディア・コズリナ
イントロダクション:池上善彦

転換期の文化と運動

転換期を生きる意識は広く通じる。今日もそうだし、1950年代もそうだった。転換期は傍観を許さず、参加せざるおえない意味を持つ。その中を生きている意識は、どのような表現を呼び起こし、どのような表現を必要とするかを、50年代を中心に ― 版画運動と、ルポルタージュ絵画と、創造美育という実例を取り上げながら ― 考えていきたい。

美術が繋ぐ広島・沖縄

丸木位里、丸木俊のアトリエに『原爆の図』を展示するために建てられた丸木美術館、丸木位里・俊の想いを沖縄で継ぐため、普天間基地の一角を返還させ『沖縄戦の図』を展示するために建てられた佐喜眞美術館。人間と戦争をテーマとし、記憶の忘却に抗うふたつの美術館の学芸員が、平和をつくる美術とその作品を収蔵する美術館についてレクチャーします。