グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』を読む

次回、5月29日(水)からの自由読書会は、ジル・ドゥルーズ+フェリックス・ガタリがその影響下に「アンチ・ オイディプス」「千のプラトー」を書いたといわれる、グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学(Steps to an Ecology of Mind)』を読みます。(新思索社 改訂第2版 2000年)

われわれの文明は、必要なものを積極的に伸ばすより、好ましくないものを禁止することで事態の打開を図ろうとする傾向が強いようだ。企業の世界にはびころうとする硬直な組織を、われわれは反トラスト法によって食い止めようとするし、しのびよる権力の手を、「市民権」の法制化によって抑えつけようとする。
このように、蚕食してくる変数を抑えようとするのがわれわれの流儀なのだが、そうする代わりに、人々の持っている自由と柔軟性を広く認識させ、それを活かすようにした方が効果的な場合も多いはずだ。
われわれの文明は、身体のエクササイズですら——その本来の役割が、身体の各変数を極限値に持っていくことで柔軟性を確保することにあるにもかかわらず——これを「見るためのスポーツ」にしてしまう。行動の柔軟性にしても、ときどき習慣を破ることで、それを培おうとする人は少ない。映画を見に行くとき、裁判を傍聴するとき、新聞を読むとき、われわれは社会の標準を大きく踏み外した行動の代理体験を求めているわけである。
(柔軟性の鍛錬 p.665)

第1、第3水曜日 20:00〜21:30
素人の乱12号店|自由芸術大学
杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F 奥の部屋

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